これでもがんばってるんだが?

読んでる途中で少しずつ読めるようになるから頑張って読んでみてほしい

おてがるおつまみ

 

 

実は前回の記事が初めて執筆した長文だったので、完成したのが嬉しくて朝の4:00ぐらいに母親に見せたんですよね。(ドアを開けた音で偶然起きた為クッソ押し付けてその場で読ませた)。

 

正直俺が親だったらこんな作文を持ってきた時点で忌み子として座敷牢に幽閉するんですけど、母さんはケタケタ笑ってくれて逆に恐縮した。

 

弟にも見せた。高校来の友人にも、職場のややギーク気味なアルバイトにも。それから不特定多数のインターネットのお友達にも。

 

なんでそんな事をするんだって?

 

 

登場人物の名前マル出しで未成年飲酒の描写まで有る爆弾デメリット記事を??

 

 

なんで???

 

客観的になって箇条書きをしてみる。

 

 

・俺を怒らせるとインターネットピラニア達に実名記事として生餌にするぞという脅し

 

・キショくて面倒な本性を見せびらかしそれでも尚自分の事を好いてほしいという試し行為

 

・単純に丸崎に対する私怨。それか考えなしの巻き込み自爆。

 

・全てがフィクションであり、記事風の小説だから

 

・忌み子と認識され座敷牢に幽閉されたかった為

 

 ・単に記事を書いたのでそのPVを稼ぎたかった

 

 

 

どれなんスかね?

 

 

 

 

ちなみに旅行二日目の鎌倉小町通りを巡った記録はおちごととおほうぢで疲れたのでまた今度掻きまちゅ。ボリボリ。

 

 

 

ヲワリ

 

 

 

 

 

クソと大人になった僕①

9/18
一月程前から旅行を予定して待ちに待った江の島へ出発するも、生憎の雨天。旅行のメンツは同僚だが年下である丸崎(20)と今年度入社した新入社員の女性鈴木(18)だ。
 
この日観光を予定していたスポットは水族館と江の島の神社巡りであった。
 
水族館巡りに支障は出ないが神社巡りは無理そうだなという会話を駅のホームでする。
 
新幹線に乗ると乗客はまばらであったが三人座れるような席が空いていなかった為少し気まずくなる。
 
誰も何も発さなかったので俺が既に人が座っている三人席にお邪魔しますと座った所気をつかってくださったのか若い女性は違う席へと移動していった。(俺がイヤだったのかもしれない)
 
状況としてはこうである
 
(黒は俺で紺が丸崎、その後ろのピンクは鈴木である。)

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(え??君ら今三人席が空いて三人で座れるの見てたよな?その上で二人席座っちゃうの?)
 
マジで喉元まで出かけたがこの時点では二人の関係など洞察力がゾウリムシと同等な俺には予測しかねていた為、新幹線の中でハースストーンするのにちょうど良いとプラスに捉えて事なきを得た。
 
(ちなみに快適と思われたボッチ3人席はその数分後、デカイ声で話ながら弁当を貪り食う80ぐらいのババアが横に座ったため地獄と化した。)
 
1時間もすると乗り換え先の小田原に到着し、新幹線を降りる。
 
その後目的地である新江ノ島水族館を目指して片瀬江ノ島駅で降車。
 
ちなみに藤沢駅での乗り換え時に一度駅構内で乗り換えの処理をしてから改札をくぐらなければいけない改札が有り、そこで俺が処理が必須であることを知らずに
改札で止められている所を丸崎は後ろから指をさしてイジり鈴木から薄っぺらなウケを取っていたが、その行為は俺を"ド・不機嫌"にするのに十分であったためこれ以降こいつとの会話の返答は1時間ぐらいはほぼ「ウン」と「ヘー」のみになる。
 
(鈴木は隆一さん疲れてるのかな~?眠いの~?とか言ってたが多分察してた。)
 
丸崎は中高と部活動の部長を務めており、その経験から人に対して常に何かしらのマウントを取らないと生きていけない体質となった哀れなサル人間である為、俺をイジるようになったのはもはや入社後間もない頃であった。
 
コイツのイジリはどこかしら本能のような生命活動のような必死さや悲壮感を孕んでいる為まあ内容やその後の会話の展望を練れておらず一言で済ませればつまらない。
 
理性が無ければオモシロは無いだぜぇ?
 
二度と喋りかけるな無礼者!
 
それでも生粋の平和主義者である俺は要らぬ争いを良しとせずに表面上受けてやっていたのだが、とにかく旅行まで来てこの調子ではムカついた。
 
駅から傘を差して徒歩3分。水族館へ到着。自販機でチケットを購入すると各チケットに異なる水生動物のイラストが描かれている小さな工夫に気が付きほんの少しだが心が癒される。
 
水族館では3人で歩く時常に女の数センチ横に丸崎がファンネルしてるもんだから必死すぎて一周回ってウケた。
 
俺はせっかく2,400円も払ったのだから絶対に楽しもうと意気込み真剣に魚介類を観察していた。
 
もちろんここでも丸崎の本能ムキ出しなマウンティング行為は継続される訳であり、カピバラの展示コーナーにて突然「隆一とカピバラ友達だもんな!w」と発しだした為「急に何?」とイラつきながら返事した所
 
「なんか怒っちゃったよぉ~」と鈴木に話しかけていて脳みそを引きずり出して臼と杵で撞いてやりたくなった。
 
げっ歯類と勝手に友達とされてイラつかない方居ます???
 
ちなみにこの後カワウソのコーナーでも同じ件が有った。
 
げっ歯類を見たときの条件反射なのだろうか?(ちなみに俺は毛むくじゃらでも極端な出っ歯でもない。)
 
その後15時頃まで水族館に居た訳だが、流石に時間を潰し切るのは難しいと皆で判断し、昼飯を食べながら次の行き先を話し合う流れになった。
 
俺は外での食事に関して"普段安易に調達可かつ味に想像がつくようなツマラン物は嫌"という少々面倒な矜持を持っており、丸崎もその事を承知しているハズなのだが水族館付属のレストランを推したので全力で拒否した。
 
しかしここで、あろうことか「じゃあオマエ決めていいけど俺海鮮系食べれないんだよね」と宣う丸崎。
 
水族館周辺は生しらす丼専門店を筆頭とする海鮮系レストランが席巻しておりそれらを全て外すとサイゼぐらいしか飲食店が無いのである。
 
マジでこいつと居ると何もかもが楽しくない。
 
やむを得ず水族館レストランを許諾して入店する。
 
予想通りの味に強気の値段設定からはやや肩透かしな残念クオリティの食事。ハァ~~!(クソデカいため息)
 
そして冒頭でも述べたように本日は雨天であり外歩きは断念せざるを得ず、かと言って他にまともに楽しめるようなものが見つからなかったので最寄り駅のショッピングモールでショッピングする事に決まった。
 
ちなみにこの辺りから俺と2人の溝は加速的に深まって行く。
 
ショッピングモールに着くと俺たちはまず店内をクッソうろついた。たしか1時間30分ほどカフェ探したり冷やかしでテナントに入ったりで時間を浪費する。
 
そして4Fの映画館に立ち入ると店員と思われる怪しいババアが「もう見たい映画とかってお決まりです?」と話しかけてきたので「映画自体見るか迷ってる所ですが・・」
と返答すると
 
キタキタと言わんばかりの勢いで
 
「では今から紹介するアプリをダウンロードしていただくと有効期限3カ月の全国の映画館で使用できるチケットをプレゼントするキャンペーンを行っているのですがよろしければいかがでしょうか?」
 
とか言う訳だ。
 
俺以外は即断っていたが俺は
 
(映画好きだし今使わなくてもいいんなら・・)
 
と思い二人に5分ほど話聞いてくると女に言われるがまま椅子に座らされ説明を聞いた。
 
ちなみに結論から言うとアプリは月額料金と登録費用が掛かるクソアプリであり(当たり前である)、冒頭30秒程で察した俺は「アッじゃあいいッス!w申し訳ありやせんシャ~www」とババアの魔の手を振り切ったのだが
 
先ほどまで丸崎と鈴木がここで待ってると定めていた場所に彼らは居らず、裏切りと見なした俺は一人で楽しむべくフロアを駆け巡る。
 
すると丸崎が女にベタ付きながら歩いている所を目撃したので
 
「すまんお待たせ~」
 
とゆる~い皮肉をかます
 
ややギョっとした面持ちですごく早かったね・・的なリアクションをする彼らにババアとのやりとりを説明。
 
あるあるだね~と場は和む。
 
そしてそこからまた30分カフェを探してウロつく訳だが丸崎が
 
「俺は鈴木の行きたい所に行きたいの!」
 
とキモ過ぎて身の毛がよだつカフェ決めろ攻撃を仕掛けるも、当の鈴木は
 
「あたし隆一さんの決めた所がいいな~ン♡」
 
と上手いこと面倒この上ない選択権を俺にパスしてきた為、適当な所にブチ込もっと思い俺を先頭に歩く。
 
エスカレーターを上がってココですよ~と後ろを振り向くとヒトピクミン2匹が忽然と姿を消していたのである。
 
エスカレーターの所で俺を振り切ってキャッキャしてんのかな??
 
それとも母船へ戻ったのか?
 
 
下の階に戻るのもアホらしくなりそのフロアのエスカレーター入り口からやや離れた場所のベンチに座り10分弱。
 
丸崎からLINEの着信が来たので出ると
 
「下の階の入り口近くのカフェが空いてたからここでいいかと思って立ち止まっちゃった。ゴメン!戻ってきてくれる?」
 
みたいな事を言ってたので怒りは露わにせずわかったよ~と返して下フロアへと向かう。
 
到着するや否や俺は「普通止まるんだったら俺呼び止めるよね」とストレートに一言で怒る。電話越しに怒りをぶつけなかったのは直で発散したかったからだ。
 
まあこれに対しては二人とも平謝りしたのでとりあえず許してあげる事にした。
 
そこからは1時間ほど今日の晩飯や明日の行き先の整理、ホテルでの部屋飲みの計画等をお話しして10段階中4点程の楽しさで会話をした。
 
カフェを出てすぐに夕飯直行である。
 
ちなみに夕飯は矜持を振りかざした所で無駄と判断した為一切ゴネずに妥協してフードコートで堅焼きそばを食った。
 
突然だが俺が丸崎と会話をしたくない理由の一つに、”超昔の内輪ネタを突然語りだす”というのが有る。
 
俺ですら覚えてないようなのをまあポンポンと話してくるもんだからタイマンで会話してても嫌なのにコイツはよりにもよってその内輪ネタを1000000%知らないような人が居てもそういう事をするのだ。
 
もちろん内輪ネタの内容は丸崎のクッソ下らない俺イジりなのでもはや寒いを通り越して絶対零度の猛寒波がその場を襲う。
 
本当に「急になんなの??」しか言えない。
 
普段面白い事が無いからいつまでも覚えちゃってんスかね?
 
カフェにしろ晩飯にしろさ~~~そんなお話ばっかりしちゃってねぇ~~~~~
ウ ゼ ー ん だ よ !! 黙 っ て ろ ! ! !  旅 行 中 だ け ど 帰 れ! ! ! ! ! ! !
 
堅焼きそば食べながら思ってました。
 
夕飯後は地下フロアで部屋飲みの酒とツマミを購入。
 
まず酒は缶チューハイを皆買う訳だが丸崎クンはなんとノンアルをカゴに入れている。
 
いやいやwwwハ??w
 
当然、コンプライアンス的にイケナイのは十二分に承知なんだけど今回鈴木でさえ自分の意志でアルコール買ってるのにお前マジか??
 
流石に鈴木と二人で咎めると瞬間、乳酸菌飲料をカゴに放り込み「乳酸菌接種する日はアルコール入れないって決めてるの」と謎の宣言をする。
 
流石にもう何も言えなかった。
 
(酒も飲まんし居てもツマラナイから部屋飲みから出てけよな~)
 
ちなみに丸崎に関してのコイツ死ねよって思ってるエピソードはまだまだストックが有り、今回に似たケースだと入社式後の宿泊時に男みんな集まって成人はアルコールとツマミ。未成年は菓子やジュースでどんちゃかしていたのだが
 
「夜10時以降は絶対に何も食べないから。脂質つきやすくなるよ」「俺そもそも菓子普段から食わないんだよね」
 
等みんな菓子食べてる横でほざきヨービックか何かを飲んでキョロってたーーーーーー
 
ってのをふと思い出した。頼むから場を盛り下げないようにご配慮を。
 
俺は今日のメシの鬱憤を鎮めるべく小籠包6つとヤキトリ5本をオツマミとして買ってった。
 
小籠包が多すぎ?お前が気にする事なの?????夜道に気を付けて下さい。
 
 
買い物を終えてショッピングモールからまた電車を利用してホテルへ。
 
ちなみにホテルは丸崎がチョイスして俺にまかせろと言ってたので丸投げしてた。
 
コレが本当に良くなかった・・
 
ホテルに到着すると、唖然!
 
ビジネスホテルじゃァないかッッ。。。。。。。。。
 
ホテル名ぐらいググって指摘しときゃよかったと反省しました。
 
部屋は当然1人1部屋で振られており、フロアや部屋の位置もバラバラ(最悪な事に俺と丸崎は同フロアかつ、近い。)
 
部屋に入ると超狭かったので「せまっ!」と大声出しちゃった。(ちなみに丸崎に聞こえており後にイジられたのだがこれに関しては俺が悪い)
 
しかも部屋飲みするの俺の部屋なの?ほんとに死ねよぉ~~もぉ~~~!!!!
 
部屋飲みが俺の部屋と何故か一方的に決められていたので俺がみんな分の酒とか持たされてたのもあってストレスが掛け算されていく。
 
シャワー中はずっと「丸崎〇ネ・・」と発してました。
 
そして部屋入り1時間後俺の部屋にみんな集合の手筈であったが、鈴木の誕生日が近いという事もあってサプライズと称された三文芝居の打ち合わせとして丸崎は30分前に俺の部屋に来た。
 
芝居の内容としては10月1日の鈴木の誕生日の前祝として突然クラッカーを鳴らすという物であり、丸崎があらかじめセリフや流れを決めていたので確認する。まずは台本を記憶から原文ママで。
 
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俺「そういえば丸崎って酒強いの?」
 
丸崎ウンコタレボケカスゴミ「俺3カ月前に成人したばっかだしあんま分からないや」
 
俺「ふーん。」
 
丸カス崎ゴミ「そういえばお前誕生日いつだっけ?」
 
俺「3/3だよ」
 
俺「そういえば中川さんって誕生日いつなの?」
 
中川「んーっとねえ~10/1だよ~」
 
俺「えっ!近いじゃん!その日集まってこのメンツでパーティーしようぜ!」
 
中川「ごめん。その日用事あるんだ~」←丸崎は何故か中川さんの誕生日のスケジュールを把握していた。キショ過ぎる
 
俺「じゃあ仕方ないな。今から祝うかァ!」
 
俺・クソ「誕生日おめでと~!」(クラッカーパァン!)
 
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イヤイヤイヤイヤwwwwwww
ハ?wwww
俺のセリフやたら多くね?しかもお前酒飲まないのにアルコールの事触れたらもれなく鈴木さんが指摘するだろ。そもそも中川さんって誰だよ????
 
丸崎「実は最近あの子親が離婚したから母さんの苗字になったんだよね。だから鈴木さんって呼ぶの良くないよ・・。」
 
先に言え無能。今日俺何回も鈴木さんって呼んじゃったよ。ついさっきからおかしいと思ったんだよなCIの時中川さんでよろしいですかってフロントの人言ってたし。
 
丸崎「アルコールの事に触れられても俺のトーク力なら余裕で持ってけるからね?w」
 
じゃあてめーの思い描く脚本通りにはさせてやらねえ。全力で俺が楽しむようにして壊してやるからな
 
俺「じゃあ一回セリフ通りに通しでやってみるか」
 
丸崎「俺は本番で普通に出来ちゃうだろうしいいっしょ~w]
 
この阿保は僕をどのぐらいイラつかせたら殴られるか検証するドッキリでも仕掛けてるのかな?って考えさせられた打ち合わせでした。
 
ちなみに打ち合わせは内容のペラさから10分程で終了し、残りの20分は断固として口を利かずにハースストーンした。
 
定刻通り中川さんは部屋に来た為まずは乾杯して「今日の旅行サイコ(ー)だったねェ!」と俺が口火を切りそこそこ楽しく会話をしていく。
 
話題がひと段落したので台本通り「そういえば丸崎って酒強いの?」から芝居に入るが
 
中川さんが丸崎に対して「テメェそもそも酒飲まねえじゃねえか!消えろよ!」と声高に主張しない可能性を見越して俺が指摘をする。
 
「いやいやそもそも丸崎くん飲む機会とか無さそうだから知ってる訳が無いだろうし、今日も乳酸飲料チョイスしてる辺り確実に弱いよナw」
 
雑魚「いや俺まだ成人して3カ月s・・」
 
俺「意地張らなくていいから(笑)」(この辺りで丸崎は意気消沈して俯き、僕の最高の思い出となった)
 
俺「そういえば中川さんって誕生日いつ?」
 
中川「10月のぉ・・1日だよ~」
 
俺「へぇ!じゃあその日に俺とさ、パーティーしない?」
 
中川「すみませんその日旅行行きます~」
 
俺「じゃあしょうがないから今から祝うぞ!」パンパン!
 
中川にクラッカーを2連続で顔射する。丸崎も遅れて一発顔射。
 
中川は予想以上に驚き、そのあまりの驚きっぷりにドン引きしてしまったが、その後すぐに復活して怒りながら俺の心臓に発射してきました。(かわいい)
 
その後は俺から皆にサプライズを行う。
 
「こういうの準備してきたからさ、遊ぼうぜ」
 
水族館で誰にも悟られずひっそり購入したロシアン大福とトランプを出す。ケチな俺が500円も出してみんな分買うなんてそうそう無いぞ~~
 
「今からトランプでゲームしてドンケツだった人が大福を一個食べ、被らないように次のゲームを決めて皆にトランプを配ったりシャッフルする係をする・・!」
 
お前そんなチンケな企画でサプライズとか丸崎並みのゲボウンコ無能じゃんと言いたいのは分かるけど待って頂きたい。
 
何故ならコレは俺から丸崎クンへ向けた”サプライズ”なのだから・・
 
普段の丸崎であれば「俺お菓子食わんしwトランプだけするわw」とクソみたいな戯言
を言って終わる話なのだが、中川さんという異性の手前、サムい真似は出来ない。
 
「オレ、アンコ、キライ、、、」
 
現代人の食生活に馴染めず苦労している原始人みたいなボヤキをするもゲームに乗せる事に成功。
 
もう俺はイカサマをしてでも丸崎にアンコ入り大福を食わせてやろうと思っていた。まずはババ抜きだ。(イカサマは結局していません)
 
まず最初にドンケツになったのは丸崎だ。うれし~~~
 
一個目の大福をムシャリ。
 
「キツ。。。」そうそう こういうのでいいんだよこういうので
 
丸崎「。。。?なんか口の中ピリピリする気がするわ。辛口引いたか確かめたいからもう一個食っていい?」ハ?いいけどお前のアンコ嫌いってそんなもんなの?
 
ムシャリ。
 
「あ~、どうやらさっきのが辛口だったっぽいわ~。どうやらこれ後から辛さ来るタイプみたいだわゴッホ!w」
 
ハズレ大福の火力が微妙すぎて折角一発目で辺りを引いたまでは良かったのにその後が全てシラケました。僕の中では。
 
その後はさっさとトランプ終わりたかったんで俺が負けたら大福2個食べるルールでいいよとしてゲームスピードの短縮に寄与。(残る1個のハズレ大福は俺が引いたんですけどマジで遅行性の辛味だったのでクラゲ痺れ大福は頑張って下さい。リアクションが本当に難しいから)
 
個人的にマジで恐ろしかったのが丸崎と中川さんのトランプゲームボキャ貧である。コイツらババ抜きと七並べと神経衰弱しか知らなかったです。
 
ジジ抜きは説明したらすぐ分かってくれたものの大富豪すら知らなかった模様。
 
だから面倒になってジジ抜きとババ抜きを交互にやってたんだけど途中からジョーカー探すのすら皆メンドクサくなってジジ抜き6連続ぐらいしてたな。
 
その後は酒を飲みながら俺のベットを中心に3人でテレビを見てゴロゴロする無為な正月モドキをしていると
 
「ふにゃぁ~♡」
 
的な感じで中川さんにイイ感じに酒が回ってきた。
 
どうやら彼女は酒が入ると眠くなる体質らしい。
 
すると丸崎が抵抗しないのをいいことに
 
「眠いの?お部屋戻る?」
 
みたいな事言いながら頭をポンポンしたり積極的にボディータッチをし始める。
 
ちなみに丸崎は超猫なで声で話しかけてた。
 
もうキショさがカンストしちゃうと個人での対処は不可。
 
俺は電子世界(オモコロ)に意識を退避させ体を伸ばしてベットをなるべく大きめに独占しといた。
 
尚その後12時キッカリまで地獄は続き、俺は菓子盆選手権のシリーズ記事全部読み終わっちゃった。
 
12時キッカリになると2人は同時に俺の部屋を去った。(理由は丸崎が部屋飲みは12時まで!と修学旅行みたいな規則を決めていた為)
 
ちなみにこの後すぐ眠ったのだが、翌日に朝食後の二度寝で悪夢にうなされたのである。
 
ーーーーーー
隆一、旅行楽しかった?
 
(ハ?丸崎じゃん。部屋真っ暗だしここオートロックだからカードキー無いとそもそも入れないよね??)
 
ねぇ旅行どうだった?旅行どうだった?楽しかった?楽しかった?どうだった?ねえねえねえねえ?楽しかった?楽しかった?ねえねえ旅行楽しかった?お前やああっぱり面白いわあ。お前やああっぱり面白いわあ。面白いわあ。ねえねえねえねえねえねえねえ。
旅行楽しかった?たまにはこういうのもいいよな。また行こうな。旅行楽しかった?ねえ旅行楽しかった??楽しかったよな旅行。改札マジ面白かったわ。旅行楽しかった?また行こうなまた行こうなまた行こうなまた行こうなまた行こうな楽しかった?楽しかった?楽しかった?
旅行最高だったよな。旅行楽しかった?ねえねえりょこうたのしかったおれすげえたのしかったわまじおまえさいこーまたいこうなおまえ面白な旅行い行こうまたなまたねえねえねえねえねえねえねえ。旅行りょこう行こういこういこういこう楽しかった?    楽しかった?
またたまにはいいよなたのしかったな?あそぼーぜなかなかオマエ遊びきてくんないもんナ旅行楽しかっ?たまにはこういうものいよな旅行いいよな楽しかった・?楽しかった?また行こうなまた行こうなダイジョーぶ?楽しい楽しい楽しい楽しい??????旅行
旅行楽しかった?たまにはこういうのもいいよな。また行こうな。旅行楽しかった?ねえ旅行楽しかった??楽しかったよな旅行。改札マジ面白かったわ。旅行楽しかった?また行こうなまた行こうなまた行こうなまた行こうなまた行こうな楽しかった?楽しかった?楽しかった?
旅行最高だったよな。旅行楽しかった?ねえねえりょこうたのしかったおれすげえたのしかったわまじおまえさいこーまたいこうなおまえ面白な旅行い行こうまたなまたねえねえねえねえねえねえねえ。旅行りょこう行こういこういこういこう楽しかった?    楽しかった?
ねぇ旅行どうだった?旅行どうだった?楽しかった?楽しかった?どうだった?ねえねえねえねえ?楽しかった?楽しかった?ねえねえ旅行楽しかった?お前やああっぱり面白いわあ。お前やああっぱり面白いわあ。面白いわあ。ねえねえねえねえねえねえねえ
 
(うわ・・金縛りだ怖え・・でも・・!)
 
「楽しくなかったわクソカス!!!!!」
 
そう叫びながら右拳を振り、なんとか体を起こすと微妙にホテルの部屋と違う所で目覚める。
 
辺りを見るとベッドはホテルの物と同じだがベッドの上と正面にブラウン管テレビが配置されており、そのモニターには妙な角度から取られてる監視カメラ越しのリアルタイムの俺が映っていた。
 
「ウワウワウワ・・」怖すぎてもうそのまま立ち尽くす・・
 
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 9/19
ようやく本当に目覚める事が出来た。11:04分。ちょっとだけC/O遅れちゃった・・
 
着の身着のままですぐに荷物をまとめて逃げるようにしてホテルの部屋を後にしてC/Oする。ちなみに本来遅刻は時間に応じた罰金が有ったのだがフロントのお姉さんはチャラにしてくれた。やったね!
 
マテマテ。俺がこの旅行で"納得できない"部分が有るのでC/Oから2時間半ほど遡り8:30頃のお話をする。
 
ーーーーー
前日から8:30頃に朝食会場に皆で集まる事になっていた。正直COが11時なんだからみんな個別に食ってゆっくりしとけばいいだろと思ってたのだが決めたがり屋の丸崎君がそう言うので、そうした。
 
ところが蓋を開けてみると時間通りに来たのは俺だけであった(エ~ッ?!)
 
まあ正直来なかったのが嬉しくもあり、そのまま構わずに朝食を頂く。ビジホなのに朝食が割と凝ったビュッフェ形式でいい意味で裏切られ、少し幸せな気分になる。
 
そして鯵の丸ごと素揚げ南蛮漬け・にしんそば・シラスの炊き込みご飯・麻婆豆腐・だし巻き卵・アサリの佃煮・マンゴープリン・ほうじ茶のプリン・たっぷりのゴロっとフルーツの入ったジャムを掛けたヨーグルト・・(etc)を頂く。
 
このラインナップの豊富さは外での食事にイチイチうるさい俺を黙らせるには十分であった。
 
(でもまあ不満はあったからね?例えばメニューには載ってたマグロカレーが実は日替わりメニューでコーンスープと入れ替わってた所とか。入れ替わりの品が釣り合ってないだろ。マグロカレーとコーンスープ???等価交換しろよ等価交換。)
 
5分ほど遅れて邪魔虫は現れる。そう、エレベーターの中から2匹並んで。。
 
え?並んで?なんで????
 
お前らさ、まずフロア違うよね?どうやっていつの間に合流したんだーい?
 
本当は12時以降二人とも同じ部屋に居たんだろ?マジそんな旅行だったら俺を呼ぶんじゃねえよ本当に死ね
 
二匹は当たり前の様に俺から離れたテーブルに着き、食事をする。当然挨拶は無い。
 
なんなの????マジで俺の2連休がドブ。
 
あまりの不快感に脳が異常事態とジャッジし、思考回路は過去を遡る。
 
ーーーーーーー
 
3カ月前
 
クソ「隆一さ、7月開けられる?」
 
俺「なんで?(無理だからマジで無理だから)」
 
クソ「女連れてくるからメシ行かね?」
 
俺「ウーン・・(ガチ悩み)いいぜ」
 
当日、女はドタキャンとなったそうで、俺と丸崎で飯を食う最悪の事態。合流前のラインの原文papaです。
 
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6/30
丸崎「無理して休みにしてもらったのに大変申し訳ない。代わりではないけどご飯おごるから許して(汗)」
  「ちなみに29日はどう?」
 
俺 「了解」←飯をおごる事を了解したという意(本当は断りたかったんだけどナ)
  「29は仕事や」
 
丸崎「10日ご飯食べに行こうぜ」
 
7/10
俺 「いいぜ」
 
丸崎「牛角辺りでどう?」
 
俺 「高過ぎね?w」
 
丸崎「俺のおごりだから大丈夫👍」
 
7/2
俺 「まじかよ!!!!!🐵
 
   ゴチになりやす🙏」
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タダ焼肉で懲役2時間です。タダより高いものはありませんね。
 
ちなみに女が来なかった事に関して俺はさほどハラが立ってないんです。(丸崎が必死に理由作って俺と遊ぼうとするのがなんかかわいそうだったので)
 
その後2週間後ぐらいに「旅行行かね?女の子連れてくるんだけどさ」と話しかけてきたので
 
今回本当に連れてくるんだろうな?そもそも女の子って誰だよ?この前のメシの時も結局誰を呼ぶ予定だったのか教えてくれなかったじゃねえかよ
今回もドタキャンだったら俺もそうするからな
 
と割とピシャっと言ったら渋々女の部署と特定に至る特徴ぐらいは教えてくれました。
 
だからもう一回だけ丸崎君の事信じてあげよかなって思ったんだ。
 
「旅行の事は絶対会社内で言わないで。女の子はお前に気が有る訳じゃないから勘違いとかしないように。女の子に直接旅行行くのか確認するのもナシだからな」
 
こいつ俺が承諾した途端本当にウザイな。そういう所がマジで嫌いだ
 
俺は律儀にも詮索をせずに、女の正体を打診しなかったんだよな。
 
旅行少し前に打ち合わせとして3人でサイゼに行く。俺サイゼ好きじゃないけど丸崎君ならまあいいや
 
ああ、まあ予想通りこの子かあ。コンチーッス。ルックスは中の上。まあかわいい。やや天然を装う節が有ってあざとくて絡むと疲れるエネルギー高めのこの子、ね。
 
テンションたけえよ。。でも旅行前から丸崎君と随分仲いいんやなあ。旅行とは別に今度花火行くオハナシまでしてるじゃん。帰りて~~
 
ーーーーーーーーーーーーーー
 
キリがなくなるので走馬灯は以上として、朝食の会場へ意識は戻る。ちなみに俺の洞察力がゾウリムシ並みと自分でどこかしらに書いたが、カケラみたいな情報からすぐデカイ妄想しちゃうから自重してるだけなんだよな。
 
まあ確実に昨日俺の部屋を出た後に”ナニか”有ったな。
 
んでもって部屋呑み12時エンド12時エンドやたらウルサかったのは全てが計算ずくだった事の証明だな。
 
俺は壁に向かって我武者羅に朝食を食った。朝食会場の閉まる時間まで。んで気づいたら二匹とも居なくなってた。
 
汚物を視界に映さなくて済んだ・・ふぅ・・
 
そして部屋に戻り二度寝をすると前述の通り悪夢に襲われるのである。
 
・・・・・俺、丸崎君の恨みでも買っているんだろうか?だから自分のオンナ連れてマウント取りたがったり、呪詛か何かしらの手段で身の毛もよだつような悪夢を見せてきたのだろうか?
 
ハァ、ハァ、、、、、ちょっと俺考え過ぎてるな
 
「隆一さん疲れてるのかな~?眠いの~?お~~~い♡」
 
俺の目の前で手をフリフリ。やめろ汚らわしい。俺のそばに近寄るな。
 
「隆一朝弱いもんなー。そういえばお前持ってきてたビニール傘忘れてね?w」
 
余計な世話デス。誰のせいで焦ってたと思ってるんだ?お前は俺の事を一ミリも理解していないクセに俺を語るな。
 
こうして内心このまま帰りたくありつつも、大人としての体裁を保つ為超絶渋々鎌倉へと向かうのであった。